P8201870.jpg

福岡と熊本の県境にある荒尾って街に用事があって出掛けた帰り
おいしい焼肉があるんだよと聞き、お邪魔してみることにいたします



66c744fc.jpg

かなり昔からある焼肉屋さんだそうですし、“焼肉専科”って言葉からもおいしさを感じることが出来まして…
今日一日、ココで食事が出来ることをずっと楽しみにしていたのであります
土曜日ってことでかなり混み合っているのではないかと心配もしていたのですが、比較的若いお客さまで賑わう中、何とか待つことも無く席をいただくことが出来ました


d7683f11.jpg

何でもこちらのお店では“味噌ダレ”に特徴があるとのことで、それは大牟田市民のソウルフードであるとの声もあるのだとか
ステンレス製のポットにたっぷりと入れられたタレと、それを注ぐのは小皿ではなく“とんすい”であることにビックリ
まさに、焼いたお肉にタレを付けていただくのではなく浸けていただくってことなんですね


039fa3bd.jpg

玉子スープをひと口いただきますと、思わず「旨っ」と声が出てしまうほど
玉子のふわふわとした状態も見事なのですが、なんと言ってもスープにしっかりと出汁の香りがすることでありまして…
これほどにおいしい玉子スープをいただいたのは久しぶりのことでありました


2bf73d97.jpg

そしてお肉はタンとカルビにハラミ
どれも700円ほどと言うリーズナブルなものでありますから、特別に美味しいと言うものでは無く…
先のタレに浸けていただきますと、これが実においしいこと
なるほど、こちらはおいしいお肉をいただくお店ではなく、タレのおいしさでご飯が進む焼肉店ということなんですね
お隣にいらっしゃった若者は大ごはんを片手にガツガツやっておられまして、これが正しい『いで』流焼肉のいただき方なのかもしれませんね
かつてはタレのネット販売もしていたそうで、そのおいしさが人気であることを裏付けていますね


a1d6af95.jpg

〆には「ヤキメシ」
チャーハンではなくヤキメシなのです
と言ってもその違いに明確な答えは無くて… 
中華鍋で炒めるのかチャーハン、鉄板で焼くのがヤキメシであるとか、卵のあとにご飯を入れてご飯粒をコーティングするのがチャーハン、ご飯のあとに卵を入れて炒り卵のように仕上げるのがヤキメシであるなどなど
まあそんな薀蓄はどうでも良くて、塩コショーで調味されたシンプルなヤキメシに懐かしさを感じたのであります



初めて体験した味噌ダレはあまりにも感動的で…
そのおいしさに魅了されたワタシはまたこちらへお邪魔することでありましょう
ご馳走ではなく普段使いできる焼肉店でありました




【焼肉専科 いで】
福岡県大牟田市大正町5-3-8
0944-56-8929

[ここに地図が表示されます]