警固小学校近くにある『ビストロ ラ ポーレ』
フランスの家庭料理や郷土料理を得意とするお店であるとのことですが、おいしいサラダがいただけると評判のお店でもありまして…
期待に胸を膨らませながらお邪魔させていただき、お肉料理とともに名物のサラダがいただける「ランチコース」をお願いいたします
オリンピック中継で何度となく目にしたパリの街並みに似合いそうなファサードに惹きつけられながらもひとりでお邪魔するにはハードルが高そうだと遠慮していたお店でありますが…
お盆休みも終わってしまうことから、ちょっとおしゃれなランチをいただくことにしようと事前に予約しておいたのであります
シワ一つない布製のテーブルクロスがかけられた40席ほどのテーブルは、美しくセットされたシルバーウェアで飾られ、厨房スタッフを含む約10名のスタッフの笑顔が迎えてくれました
最初に提供されたのは人気の「大地のサラダ」は一見したところ、リーフレタスを中心とした変哲もないものに思えたのですが…
その野菜が新鮮なみずみずしさを保たれていることは当然のこととして、ありきたりなドレッシングではなく、人参、枝豆、トマト、カリフラワーの4種類のソースと、くるみとブラックオリーブのパウダーを添えていただくことで、非常に斬新でおいしい体験をすることができました
今日のスープは「北海道産かぼちゃのポタージュスープ」であるとのことでしたが、パリのカジュアルなカフェには必ずあると言われる「オニオングラタンスープ」に変更していただきます
チーズを載せたバゲットをオニオンスープに浮かべ、オーブンで焼かれていることで…
丁寧に炒められたであろう玉ねぎの甘みとコンソメの深い味わいは最初のひと口からおいしさを感じることができますし、そのスープをたっぷりと含んだバゲットもおいしく…
十分に気をつけながらいただいたにもかかわらず、トロッと蕩けたチーズが上顎に貼りついたことで火傷しちゃうほどに熱々でありますし、オニオンスープの甘みと深いコク、バゲットとチーズのバランスが取れた絶品でありました
このコースのメインは大地のサラダと言うことなのか、今日のお肉料理として用意された「豚フィレ肉のパン粉焼き」は少し小ぶりではありますが…
細かなメッシュのパン粉衣がサクッとした心地好い歯ざわりに仕上がっていますし、ヒレ肉もほど良い火の通りで柔らかくいただけます
トッピングされた小松菜やえのきのソテーにはほんのりとバターの香りが感じられますし、えのきのシャキッとした歯ざわりと舌ざわりが滑らかなマッシュポテトとのコントラストも楽しく、バルサミコ酢の甘みを感じるソースでおいしくいただくことができました
デザートは舌ざわりが滑らかな「ブランマンジェ」
フランスの伝統的なスィーツでありまして、色合いや味わいからもベリー系の甘酸っぱいソースと合わせられることが多いのですが…
ブランマンジェとは白い食べ物との意味を持つことから、あえて白い器に何も色を加えることなくココナッツミルクをソースとされたセンスも流石であると感じられる逸品で〆となりました
【Bistrot la paulee】
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092-732-3546
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