渡辺通り沿いにアネックス、共創館、本館、新館、北館と並ぶ電気ビル
その北館の地下にオープンした『あなご重 やまと』で、ふわっととろける食感においしさを感じる穴子をいただきました
週末は閑散とする電気ビルでありますから、館内にある飲食店のほとんどがお休みされているのですが、先月オープンされたばかりのこちらは営業されていましたので邪魔させていただくことにいたします
ガラス張りのファサードではありますが、その内側に木製の壁が立てられていることで落ち着いた空間が作り出されていまして…
8卓26席とカウンター7席と小ぢんまりとしたお店でありますが、決して窮屈な感じを受けることはなく、白木調の天板が貼られるカウンターやテーブルに上品さと落ち着きを感じることができました
1950年創業、広島市内を中心に飲食店や仕出し料理店を展開するだけなく、調理師学校までもを運営する株式会社酔心が手掛けているとのことで…
広島・宮島の郷土料理として知られる“あなごめし”の専門店を始められたのでしょうが、その一号店が博多であることには何か狙いがあるのでしょうか
そんなお店で提供されるお料理は一度煮ることでふっくらと柔らかく仕上げた穴子をつけ焼きした「あなご重」と焼き穴子と白煮穴子の2つの味わいが愉しめる「上あなご重」を柱にされていますが、「あなご和牛しぐれ煮重」や「あなご明太子重」「あなごカツとろ玉重」「あなごとろ玉重」と言った変わり種も並びます
2種の味わいがいただける「上」にも惹かれますが、“白焼き”ではなく“白煮”であるとのことで…
どちらのふっくらとしたものであるならばと、今回は「あなご重」をいただくことにいたします
一度煮てあることでのふっくらとした柔らかさも魅力的でありますし、タレ焼きされたことでの香ばしさやタレの甘みはご飯が進む味わいでありまして…
ご飯の上に散らされたちぎり海苔の風味もあって、一層おいしくいただくことができました
【あなご重 やまと】
福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-82 電気ビル北館 B1F
092-753-8989
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