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東京駅キッチンストリートで“広東炒麺”とのショルダーネームで営業されていた南国酒家でありますが、施設が八重北食堂としてリニューアルオープンのを機に“あんかけやきそば”となっていまして…
広東炒麺自体が“あんかけ”であることから気にすることもなかったのですが、土鍋に入れられた熱々な餡を自分で麺に掛けることでのシズル感を楽しめるとのことでお邪魔させていただきます



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“あんかけやきそば”と書かれた真紅のタペストリーが看板代わりとなったお店には4名の先客が待たれていまして…
カウンターならばすぐにとのことでしたが、急ぐこともないのでテーブル席が空くのを待たせていただきます
4名掛けのボックス席1卓と2名掛けテーブル席6卓のほかカウンター10席と以前のお店と同じようなレイアウトでありますが、その雰囲気はかつてのような老舗の重みを感じるような設えではなくひとりでも気軽に入れるものに変わっています


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お料理は6種類野あんかけやきそばを主軸に、同じ具材を使ったつゆそばが3品、そして点心メニューに絞り込まれていまして、効率よくお客さまにお料理を提供することができるように工夫されていますので…
「海老とトマトの酸辣あんかけやきそば」と点心をあれこれといただくことにいたします

キメが細かくツルッとした滑らかな皮の舌ざわりが心地好い「水餃子」はビリっとした四川風の辛みを感じる醤油ダレが掛けられていまして、トッピングの白髪ネギやパクチーの香りとともにいただくことができましたし、「春巻き」もパリパリっとした皮の歯ざわりと筍のシャキッとした歯ざわりを楽しくことができました


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滑らかな舌ざわりとプリッとした海老の食感がおいしい「海老蒸し餃子」と、熱々で肉汁たっぷりな「小籠包」も期待を裏切ることのないものでありましたし…
「焼売」はあんかけやきそばのセットにも添えられることからかなりの自信作なのでありましょう
優しく香る豚肉の風味が格別な逸品でありました


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そして「海老とトマトの酸辣あんかけやきそば」
プリっとした海老に加えて白菜やにんじん、ブロッコリーやキクラゲが入った餡が土鍋でグツグツと言っていまして…
それを麺にかけることで立ち上がる湯気と香りのシズル感に食欲が掻き立てられます

たっぷりめの油で焼き付けられた麺はそれだけでいただいても旨みを感じるものでありますし、熱々な餡をかけたことで、徐々にしっとりとしてくる歯ざわりの変化も楽しむこともでき…
同じあんかけやきそばでも提供のスタイルを変えるだけでおいしさが変わったような気がいたします



【あんかけやきそば 南国酒家】
東京都千代田区丸の内1-9-1 グランスタ八重北食堂
03-5224-5560

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