
1951年に博多座の裏手で創業した『福寿飯店』は2011年に閉業されていますし、その支店として営業されていた大名のお店も2018年には閉業されているのですが…
中洲川端のお店で腕を振るっていた料理人が歴史ある“暖簾”と“味”を受け継いだお店が室見にあるとのことでお邪魔させていただきました



室見駅から室見団地へと向かうバス通り沿い建つマンションの一階テナントではありますが、決してチープな印象を受けることのない設えでありまして…
お店の中央に置かれるのは8人が座れる円形のカウンター席でありまして、そのテーブルトップに塗られた臙脂色に上質を感じることができますし、それを囲うようにある小上がり席は掘り炬燵となっていまして、ちょうど宴席の準備をされていました


こちらで提供される麺料理は、定番のチャンポンや担々麺、酸辣湯麺に加えて、福寿皿うどん、軟炒麺、炒麺と並びますが…
中洲川端当時の名物メニュー「福寿皿うどん」に“当店一番人気”とのマークが付いていたことから、それをいただくことにいたします
しっかりと焼きつけられた麺はモチモチっとした歯ごたえが楽しめますし、キャベツを中心とした人参や青ネギ、キクラゲなどの野菜と豚肉の細切りや海老、イカが使われた餡がたっぷりと掛けられていまして…
その優しい醤油風味で美味しくいただくことができました

添えさせていただいた「手作り餃子」は博多では珍しく直径120mmほどあるのではないかと思える大きな皮で包まれたジャンボ餃子でありまして…
粗微塵に刻まれたキャベツの歯ざわりや甘みを楽しめる餡を包む皮ももっちりとしていまして、皮の歯ざわりとジューシーな餡をいただくことができました

店内が綺麗に清掃されていることはもとより、卓上に置かれた調味料もピカピカでありましたし…
その容器を選んだセンスの良さもステキでした
【福寿飯店】
福岡県福岡市早良区南庄2-5-7 サンライト石橋1F
092-851-2910
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