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1976年の創業から50年近く福岡市民に愛される『日本料理てら岡』
かつては天神や春吉にも支店を構えておられましたが、現在は那珂川に架かる西大橋を渡ってすぐのところにあるこちらだけになってしまい…
少人数でも気軽に利用してほしいとの想いもあってか、4階を和食とお寿司がいただける「匠の道場」としてリニューアルされ、昨年7月より営業を始められていると知りお邪魔させていただきました



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エレベーターを降り、両脇にある個室を抜けた突き当たりに職人を目の前にする寿司カウンターがありまして…
そのカウンターの背面は聚楽壁と言われる土壁であるそうですし、そこには稲穂の押し絵が描かれているのだとか
そんなこだわりの設えがあるカウンターでお寿司をいただきたいところではありますが、残念ながら韓国からのお客さまで埋められていましたのでテーブル席をいただきます


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お願いしたのは「上にぎり寿司膳」 先付として提供されたのは胡麻豆腐と茄子のしぎ焼きでありまして…
日本料理店らしく“玉味噌”が添えられた胡麻豆腐は滑らかな舌ざわりとバランスが取れた甘みと塩味を味わうことができました
そしてしぎ焼き 砂糖やみりんの甘みが効いた田楽味噌やトロトロになった茄子を楽しんでいたのですが、茄子の半分ほどが十分に焼けていなかったことが残念であります


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出汁が効いた熱々な茶碗蒸しの滑らかな舌ざわりをいただいたあとはお寿司
最初の一皿に盛られたのは、中トロやタイの昆布締めをメインにイカ、サーモン、ホタテ、シマアジ、玉子の7貫でありまして…
煮切り醤油の円やかな香りや塩味が素材の旨みを引き出してくれるようです

二皿目には、とろ巻き、ウニ、生海老、金目鯛、玉子が盛られますし、カマスの燻寿司が添えられます とろ巻きやウニは文句なしに満足できるものであったのですが…
思考を凝らしたであろう燻寿司は、その香りにおいしさを感じたものの、肝心なカマスは水っぽさを処理できていなかったことが残念でありました
ブラックタイガーのようにも見える黒っぽい生海老には抵抗感があって…
どうしようかと思いながらもいただいてみますと、それほど悪い味ではないものの甘みはそれほど感じられず、やはり好みではありませんでした
赤酢のシャリは上品な小ぶりなものでありましたが、13貫のお寿司をいただき満足することができました


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デザートはフルーツ寒天 ちょっと硬めな歯ざわりの寒天にみかんの酸味があって…
後口が良いものでありました



【和食と寿司 匠の道場】
福岡県福岡市博多区中洲5-2-6 日本料理てら岡中洲本店4F
092-291-6708

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