大名・養巴通りから袋小路にも思える小路を入ったところにあって、カウンターに並ぶおばんざいや鍋料理が人気店の『台所 ようは』が、開店前の3時間だけ営業する厚切りロースかつの専門店『とんかつ ようは』をオープンされたとのことでお邪魔させていただきます
古いアパートを改装されたと言うお店は、暖簾を潜った左手にはカウンター7席と8人が座れる大テーブル
そして右手には5卓22席のテーブル席があって…
その落ち着いた雰囲気においしいお料理がいただけるであろうと期待が高まります
夜の営業になると、カウンターの立ち壁には大鉢に盛られたおばんざいが並ぶようで…
京都の歴史ある料理屋さんにいるかのような、贅沢な気分を味わうこともできることでしょう
こちらで提供されるのは“ロースとんかつ”のみでありまして、極厚、厚、並、小と4段階が用意されます
極厚にするか厚でとどめておくかと迷いますし「松茸ご飯のご用意もあります」とのサジェッションもあって…
散々迷ったのですが、やはりとんかつには白ご飯でしょうと、300gの極厚と“土鍋炊きたて銀シャリ”を選びます
織部焼であろうと思われる器で提供されたとんかつは35mmほどの厚みがあるものでして…
その中心部は予熱で火が通されたであろう薄ピンク色でありまして、キメが細かな肉質のしっとりとした舌ざわりにおいしさを感じることができました
添えられたソースでいただくのも良いのですが、全く嫌味を感じることなくサッパリとした後味においしさを感じる白身にはお塩の方が合うようですね
炊きたての艶々とした銀シャリは炊飯時に僅かなお塩を加えられているのではないかと思うほどに甘みが引き立っていまして、添えられたごぼうの味噌漬けの塩味との相性も楽しみながらいただいたのでありますが…
もう少しいただけそうだと、お替わりを松茸ご飯でいただきます
小さく刻んだ松茸が探さなければわからないほどに入っているだけであろうと高を括っていたのですが、提供されたご飯は香り豊かでありますし、見た目にもゴロゴロとした松茸が入っているではないですか
お替わりご飯150円にプラス150円で味わえる贅沢なひと品に気持ちが高揚したお昼でありました
【とんかつ ようは】
福岡県福岡市中央区大名1-4-28
092-739-9105
コメント