
1934年の創業と言う老舗精肉店の経営権を持つ㈱プライム福岡が手掛ける『博多流れ鮨 海進丸』がオープンして1ヶ月
そろそろお邪魔しても良い頃だろうと西新へと出掛けます




外壁一面に設えられた組子細工や縦格子に煌びやかさを感じながら店内へと入りますと、奥へと続く通路の壁には多くの手毬が飾られるなど華美を極めた店造りでありますし…
案内されたのは2人掛けのベンチシートが置かれた半個室と、上質な空間に心地良さを感じます
卓上に置かれたタッチパネルでのセルフオーダーでありますが、お寿司が回る回転レーンは無く、注文したお寿司は目隠しされたレーンを通ってテーブルへ提供されます




真鯛2貫300円、真あじ2貫350円、はまち2貫380円と比較的お手頃なものから生ボタン海老1貫1,760円と幅広い価格設定となっていますが、生本まぐろ赤身2貫450円をはじめとしてひと皿400円台が中心となっているようで…
ちょっとお値段はお高めですが、シャリを包むようなネタの大きさやその鮮度は、それ以上の価値を感じることができるものでありました
まぐろは長崎産の生本まぐろ
「本生まぐろ3種盛り」をいただき、きめ細やかで舌にまとわりつくような赤身と、とろけるような舌ざわりの大トロの甘み、そしてその両方の良いとこ取りの中トロと生だからこその舌ざわりに満足であります
「対馬産天然ぶり」と「対馬産生サバ」
こちらも舌にまとわりつくようなきめの細やかさでありますし、生サバにおいては1貫を2枚のネタで握られる贅沢ぶりであります




こちらでは対馬を中心に長崎で揚がるお魚が使われているようで、続いていただいた「トロいわし」と「水イカ」も対馬産
細かく包丁が入れられたイワシはまさに“トロ”と呼ぶに相応しいほどに脂が乗っていますし…
水イカではねっとりとした舌ざわりと甘みを楽しみます
〆にと選んだのは「カニにぎり」と「ふわとろ煮穴子タレ握り」
しっとりとした蟹のほぐし身は甘みもあって、期待を裏切ることなくたっぷりな身が握られていましたし…
煮穴子は看板料理としても恥ずかしくないほどの逸品でありまして、そのふわとろな食感と上品なタレの甘みを堪能させていただきました
こちらのお店を出店することで『海鮮家 海進丸』を閉められたようで、古民家を改装していることでの落ち着いた雰囲気や中庭を臨む広間など上質な空間、そして1,500円前後で提供されていた海鮮丼などのランチがいただけなくなったことは残念でありますが…
今月下旬には、お寿司以外のお料理をいただくことができる2階の個室もオープンされるようですので楽しみにしています
【博多流れ鮨 海進丸】
福岡県福岡市早良区西新5-1-18 海進丸ビル1F
092-833-7080
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