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おせちの用意をしない代わりにちょっと贅沢なランチを楽しもうと、昨年5月にオープンした『博多 鮨 まつもと』を訪ねることにいたします
こちらはミシュランガイド東京の一つ星を2年連続獲得している『鮨まつもと』から唯一暖簾分けを許されたと言う大将が手掛けるお店でありますが、赤坂本店の半額ほどとリーズナブルにいただけるのであります



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お店があるのは国体道路春吉交差点から西中洲大通りへと入って間もなくのところでありまして…
もう少し先へ行くと“めんたい重”を目的に集まったお客さまが長い列を作るお店があります

開店時間前10分くらいにはお客さまが集まり始めたことのあってか、5分ほど前に席へと案内していただけまして…
残念ながら一枚板ではありませんでしたが、清潔感を感じることができる白木造りのカウンター席をいただきます
12席が並ぶカウンターの背には4つの個室がありまして、全てをつなげることがで最大14人までの集まりにも対応可能とのことでありました


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そんなお店でいただくのは「おまかせ握りコース」でありまして…
“江戸菜とブラウンえのきのお浸し” “数の子と黒豆” “海老芋の田楽”の前菜3種から始まります
お正月らしいことをしてこなかったため、元日に数の子や黒豆なんて食べたのはいつ振りなのかと感動に浸ります


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握り8貫は、きめが細やかで舌に張り付くような中トロに始まり、カボスが絞られた九絵、とろけるような舌ざわりの大トロ、身が厚く甘みがあるホタテと続き…
ネタのおいしさはもとより、ひと粒一粒がきちっと立ったシャリに合わせられた寿司酢のキリッとした酸味と甘みを楽しみます


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握りを4貫いただいたところで、逸品としてハガツオの造りが挟まれます
滑らかな舌ざわりのハガツオの甘みにツーンとくるわさびの香りがアクセントとなって良い感じでありました


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続いての握りはヅケタレが染みたことでより滑らかでまとわりつくような舌ざわりなったづけまぐろに、炙られた香ばしさがおいしい鰆、そして軍艦ではなくおしゃれなレンゲに乗せられて提供されたいくらには直前におろし金で削られた柚子の皮が振られていますし、最後にいただく焼き穴子香ばしい香りとほろっと崩れる身の柔らかさに満足いたします


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茶碗蒸しはいくらと蟹餡とのことで…
彩りで飾られたいくらのプチッと弾ける食感に加えて、予想を超える十分な蟹身が使われていただけでなく、蟹味噌までもが乗せられていたことでの濃厚なコクと旨みが楽しめると同時に滑らかな舌ざわりの玉子をおいしくいただくことができました


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巻物は、このあと赤だしが出てひと通りですと手渡しされた干瓢の手巻きでありまして…
海苔のパリパリ感と風味だけでなく、干瓢の歯ざわりも良く、これまでいただいた干瓢巻きとは一線を画すものでありました
お椀は魚出汁の赤だしとのことで…
寿司ネタに使われたであろうお魚のアラをじっくりと煮てあるのだそうで、その旨みは感じながらも全く生臭みを感じることはなく美味しくいただけました
キューブにカットされた玉はキャラメリゼされてはいませんが、そのプリンのような甘みはデザート代わりの一品として満足できる逸品でありました



年末年始は市場も休みになることからか白身のネタが少なく赤い下駄に赤身と写真が映えなかったことは残念でありますが、大好きなまぐろを多くいただけたのはありがたいことでありました



【博多 鮨 まつもと】
福岡県福岡市中央区西中洲9-4 Spazio 2F
092-401-1518

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