
吉塚へ出かけることとなったので、駅近くでお昼を済ませようと…
定食ものやちゃんぽんなどが500円ほどでいただける『長崎屋』にも惹かれるところではありますが、年季を感じる店構えでありながらも染みや色褪せのない白い暖簾に誠実さを感じた『兄弟寿司』へお邪魔させていただきます


昭和の空気が流れていそうな店内には7人が並ぶカウンター席と4名掛けの座卓が1卓置かれる小上がりでありますが…
そのカウンターの天板には10mmを超える厚みの一枚板が使われていまして、重厚感トッピング落ち着いた雰囲気が感じられます
入口を入ってすぐのところに階段がありましたので2階にも客席があるのかも知れませんが、年配の店主おひとりで営業されるにはほど良い席数でありますね

お昼の時間はすし定食と海鮮丼、まぐろ丼、ちらしすしと4品だけの提供であるようで…
まぐろ丼と迷いますが、今日は「すし定食」をいただくことにいたします
先付けは里芋とかぼちゃの煮物におから、ひじきや切り干し大根、イカゲソと刺身こんにゃくの酢味噌と器いっぱいに乗せられていますし、温泉卵や細かく切られたオクラが乗せられてた冷製の月見そうめんまでもが添えられていまして…
ちょっと夏っぽさを感じますがおいしくいただくことができました






お店で焼かれた厚焼き玉子に始まる“にぎり”は鯛とカンパチ、サーモンと鯵、まぐろとイカと続きまして…
人肌のシャリは大きくもなく小さくもなく、ネタの大きさとのバランスが良いものでありますし、お口中で解けるにぎり方に熟練の技を感じることができおいしくいただくことができました
そして〆は鉄火巻き
マグロのとろけるようなおいしさも然ることながら、上質な海苔が使われているのでありましょう
そのパリッとした歯ざわりと海苔の香りがおいしいものでありましたし…
柚子の香りが効いた鯛の潮汁も熱々で、ほど良く身が残っていることもうれしい一品でありました

甘味としていただいたのは金柑のシロップ煮が入ったぜんざいでありまして…
白玉を作る時間がなかったとのことですが、ぜんざいが甘すぎることがありませんし、金柑のほろ苦さに後味の良さに満足できるものでありました
【吉塚 兄弟寿司】
福岡県福岡市博多区吉塚2-4-1
092-611-9115
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