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ホテルニューオータニ博多の隣に建つマンションの一階にある『鮨 海鮮 あつ賀』
大将は“料理の鉄人”としても有名な中村孝明氏を師に仰ぎ『なだ万』で修業された方であるようですが…
肩肘を張るような敷居の高さを感じさせない店造りとリーズナブルにいただくことができるお料理で、地元のお客さまに四半世紀も愛され続けているとのことであります



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お昼どきには席を待つお客さまが列を作ることも多いとのことから12:00前にはお邪魔しておきたかったのですが、出掛けようとしていたときに鳴った電話のために12:00を過ぎてしまったのです

運よく、3人ほどがかけられる長椅子が2脚置かれたカウンターの一角を待つことなくいただくことができました
その背には掘りごたつ式になった座敷席が4卓ありますが、既に満席でありましたのであとに続いたお客さまは入り口の外に用意された椅子で待つこととなったようであります


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まぐろ好きとしては「まぐろづくし」や「まぐろ丼」惹かれるところではありますが、それらには汁しか添えられないとのことから、汁のほかに小鉢や茶碗蒸しが添えられる「すし定食」をいただくことにいたします

メインとなるとお寿司は生海老や烏賊、トロ、鰻など8貫でありまして…
ネタは比較的大きめではありますが、お昼だからかシャリも大きめですのでバランス良くいただくことができます
ネタはその日の仕入れによって変わるようですが、それが故に新鮮なものがいただけるのでありましょう
白身はコリコリと身が引き締まった歯ごたえを感じることができますし、トロはとろけるような舌ざわりとたっぷりなワサビも辛さを感じないほどに甘みがある脂は乗ったものでありまして…
かいわれ大根を〆にいただいたことで後味もすっきりであります


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驚いたのは、そのメインを引き立てる小鉢や汁物でありまして…
なだ万での経験が培った技を活かしたであろう一品は手間が掛られているだけでなくアイデアを凝らしたものでありました

汁物は大きめな器で提供される鯛そうめんであることから、よくあるあら汁よりもひと手間かかった“もてなし”の気持ちを感じることができますし、身がたっぷりと残っている腹身や兜が入っていることでの贅沢感にも満足であります
小鉢は“山かけまぐろ”なのでありますが、山芋だけでなく、オクラでありましょうか 細かく刻まれた野菜が乗せられていることでのネバネバにヘルシーさを感じることができますし、まぐろはすき身ででありましょうか
脂身が乗ったおいしいトロをいただくことができましたし…
餡かけになった茶碗蒸しにはムール貝がトッピングされているだけでなく、具材としてもお魚の切り身が入っているなど贅沢なものでありました



【鮨 海鮮 あつ賀】
福岡県福岡市中央区渡辺通1-10-1 四十川ビル103
092-733-0122

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