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博多駅から5分ほど歩いた筑紫通りにある八仙閣
明治期である1904年の創業とされる福新樓を筆頭に、今年3月に閉店してしまった1947年創業の平和樓と並ぶ福岡を代表する老舗中華料理店のひとつでありまして…
2011年、ビルの建て替えを機に新しい風を取り入れようと、ヌーベルシノワの先駆者として知られる一笑美茶樓の脇屋シェフプロデュースによる『蓮双庭』を同ビル2階にオープンさせていたのですが、その契約が終えたのか、昨年5月に自社ブランドである『彩虹』へとリニューアルされたのであります



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蓮双庭には知人がシェフを務めていたこともあって何度となくお邪魔させていただいたのですが、お店も変わってからは、シェフも東京へ戻ったことこあって伺う機会がなくなっていまして…
しかし先日、近くでランチをした帰りのどんなお店に変わったのかと覗いてみますと、お気に入り商品であった「辣香担々麺」が残っていたのであります

お店には手を入れられることなく、洗練されたおしゃれな雰囲気はそのままでありますが…
コロナ禍であることからか、客席は少し間引きされているようですね


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今日は平日ではありますが、お盆営業とのことで日祝メニューでの対応でありましたので…
・白胡麻担々麺
・激辛担々麺
・叉焼麺
・叉焼チャーハン
と用意されたセレクトメニューから、好みの一品を選ぶことができる「セレクトランチ」をいただくことにいたします

激辛担々麺とあるのは目的とした辣香担々麺のことであるそうですが…
メニューや販促ツールによって商品名が異なることに違和感を感じますし、ただただ辛いだけの商品ではないことから辣香担々麺に統一された方が良いのではと感じます

もちろんそんな辣香担々麺をいただきますが、辣油や山椒が効いた辛みだけでなく、唐辛子の奥深い甘みを感じることができますし、多くの香辛料が使われているであろう複雑な旨みを感じることができるのであります
そんなスープを絡めるのは加水が少ないストレートな細麺でありまして、何度いただいても満足することができる、バランスが取れた逸品であります

3種の前菜とともに添えられた唐揚げですが…
場末の町中華でいただくのであれば満足できるであろうものであるのですが、ブロイラーであろう臭みを感じますし、片栗粉の量が多かったのか衣に硬さを感じるなど八仙閣ほどの格を持つお店が提供するには残念なものであると感じます



【八仙閣本店レストラン 彩虹】
福岡県福岡市博多区博多駅東2-7-24 TERASO-Ⅰ 2F
092-411-4188

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