
信州の戸隠そば、盛岡のわんこそばと並び、日本三大そばの一つだと言われる出雲そばが博多・川端町でいただくことができるとのことで…
出雲出身の先代が1961年に創業して以来、60年続く『加辺屋』を訪ねることにいたします



博多座脇の路地に建つのは自社ビルでありましょうか
その一階部分にあるお店の入口へは石畳が敷かれていることで雰囲気の良さを感じることができます
店内は満席であり、ひと組が待たれていましたが5分ほどで案内されたのは小上がり席でありまして…
タイミングだとは言え、少々申し訳ない気持ちになりました
ゆったりと並べられた客席は明るく清潔感があって、居心地の良さが感じられることもあってかファミリーでご利用されるお客さまも多いようですね


お弁当のように重箱に入れたお蕎麦を持ち出していたことに始まる「割子そば」と、出雲大社を中心に多くの神社で温かいおそばが振る舞われていたことに始まる「釜揚げそば」とがありますが…
その食べ方だけでなく、殻が付いたままのそばの実を挽く“挽きぐるみ”であることからの黒っぽい色合いが特徴的な出雲そば
そんな出雲そばが並ぶメニューから選んだのは「天ぷら割子」でありまして…
天盛りの花形である海老は身の太さが親指くらいある大きなもので、その身はムチムチっとした歯ごたえと甘みが感じられます
キスもふっくらと揚がっていておいしくいただけましたし、肉厚な椎茸もジューシーで…
蕎麦屋らしい厚い衣を纏っていますので、そのサクサクっとした歯ざわりを楽しむのも良し、たっぷりと天つゆを含ませて出汁の風味を味わうも良しと立派なものでありました
割子そばは丸い器に盛られたおそばの上に薬味として添えられるネギともみじおろしを乗せ、そこに直接つゆを掛けていただきます
出汁の香りが効いたつゆの甘みも然ることながら、野趣あふれるおそばも味わいとほど良い歯ごたえもおいしくて…
一段を食べ終えますと、残ったつゆをその下の器にかけておつゆと薬味を追加してと順々に下段へと食べ進めます
ただ残念だったのは4段の割子の添えられる薬味が2種だけであったことでありまして、海苔や削り鰹があると更に楽しくいただけたことでありましょう
年配スタッフのパーソナルサービスが感じ良いものでありましたし、天丼も人気であるとのことから、またお邪魔させていただきたいお店でありました
【加辺屋】
福岡県福岡市博多区下川端町1-9
092-291-4818

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