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おいしい四川料理を提供する『飄香』が、閉店中の麻布十番本店を含めた4店舗目の出店場所に選んだのは代々木上原
創業の地への想い入れもあるのでしょうが、麻布、六本木、銀座といった巨大マーケットではなく地域の方とのコミュニケーションを大切にしたお店作りを目指されているのだろうと、さっそくお邪魔させていただくことにいたします



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代々木上原駅から車がようやくすれ違うことができるほどの細い坂道を登った住宅街にあるお店は、昨年3月末で閉店した四川料理店『虞妃』の内外装をほとんどそのまま使われているようで…
厨房を目の前にするカウンター席をメインに、2名掛けと4名掛けのテーブルがそれぞれ一卓置かれる上品な空間でありました

虞妃の料理長だった方は飄香の元調理人とともに恵比寿で『中國菜 李白』を開業されたとのことでもありますし、虞妃と飄香には何らかの関わりがあるのかもしれませんね


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さて、お昼には「ランチセット」のほか「ランチコース」も用意されていますが…
今回は手軽にいただけるランチセットをいただくことにいたします

先ずは“おまかせ前菜3品” 看板料理でもあるよだれ鶏のしっとりとした舌ざわりと辛みの奥にある旨み、低温調理された牛肉の柔らかさや唐辛子で作られたジャムが乗せられた鴨肉と、手抜きのない一品一品に満足することができました

そしてグリンピースやえのき、クコの実、山芋など、それぞれの効能を説明いただいた“本日の養生スープ”
その優しい野菜の味わいを感じるスープに体が温まったように思えます


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続いては“春野菜とアサリの揚げ春巻き 春竹の子の海老のすり身挟み揚げ 陳皮青山椒塩を添えて”
春巻きにはアスパラやスナップえんどう、そして旬の走りとなるアサリが包まれていて、そのサクサクとした歯ざわりのが楽しいものでありましたし…
よもぎの粉を合わせたと言う衣を纏って揚げられたのは、海老のすり身でありまして…
筍のサクッとした歯ざわりと、海老のムチッとした歯ざわりが楽しい逸品でありました


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メインとなるお料理は、フキやスナップえんどうが使われた“季節野菜入りホイコーロー”
回鍋肉と言えば甜麺醤で味付けられた甘みあるものが馴染みではありますが、こちらで提供されたのは雲白肉にも思えるような豆板醤の旨辛が効いたものでありまして…
ご飯が進むおいしさなのでありますが、添えられたご飯はお茶碗の半分ほどしか盛られていなかったことがワタシには物足りず残念でありました


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“本日のデザート”は杏仁豆腐
生クリームをたっぷりと使った濃厚タイプではなく、ゼラチンで固められたであろう舌ざわりが滑らかなさっぱりタイプでありまして…
クコの身だけでなく杏の身までがトッピングされていることに本物を感じます



献立は季節によって変えられるようですし…
雰囲気が良いお店であったことから、またいつか機会があったらお邪魔させていただきたいと思います



【竹韻飄香】
東京都渋谷区上原1-17-14 LAビル1F
03-6407-0773

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