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東京駅から神田へと続く高架下に10店舗ほどの飲食店が並ぶ“味の散歩道”
その一角にあった『天丼てんや』が撤退したあと、前月21日にオープンされた『茶麺房 貴勇』へお邪魔させていただくことにいたします

こちらは先日お邪魔した銀座の『鴨蕎麦ばぶ』を手掛ける㈱クロコと、ミシュランの星を獲得された経験を持つ白金の人気中華料理店『私厨房 勇 yung』とのコラボで開発した坦坦麺がいただけるとのことでありますし…
同社は『赤い鯨』や『どういうわけで、』と坦坦麺を提供するブランドを展開されていることでの安心感もあって期待が高まります



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店内には10人ほどが掛けられるコの字型のカウンターが2列と、4名掛けのテーブルが5卓ほどと、てんや時代の名残を感じることもできるのですが…
ラーメン屋さんとは思えないほどに上質で落ち着いた空間に生まれ変わっていますし、カウンターの前に目隠しとなる立ち上がりがないことからフロア全体が見渡せることでの居心地の良さを感じます

お茶と坦坦麺がコンセプトであるとのことですし、カウンターの中には茶釜が置かれていることからそのお湯を使って一杯一杯お茶を淹れてくれるのかと期待をしていたのですが…
「本日はプーアル茶をご用意しました」と提供されたお茶は、茶釜で保温されたものを柄杓ですくって提供されたのであります
しかも、その器は何の飾り気もない湯飲みであったことにテンションが下がります


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基本となる担々麺のほか、排骨担々麺、トンポーロー担々麺、パクチー担々麺とありまして、それぞれに汁なしをいただくことができますし…
変わり種として、トムヤムクン担々麺、排骨トムヤムクン担々麺、トンポーロートムヤムクン担々麺、パクチートムヤムクン担々麺と用意されていますが…

先ずは基本となる「担々麺」
芝麻醤のコクある胡麻の甘みと香りに辣油の辛みを効かせたスープを想像していたのですが、こちらで提供されるのはスパイスの香りが効いたスープでありまして…
バランスが取れた奥深い香りの妙に酔いしれていますと、身体の芯から温まるようでじわっと額が汗ばみます
麺は細麺
通常であれば中太麺を選ぶこともできるようですが、今日は売り切れとなっていましたので…
加水が低めの麺はスープとの絡みが良く、小麦の香りを感じることができるものでありました


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大中小と三段階のサイズが用意されていましたので、もう一品「魯肉飯(小)」をいただくことにいたします
魯肉飯と言えば、20mm角ほどのサイコロ状にカットされたお肉がゴロゴロとご飯の上に乗せられ、そこに煮卵が添えられるビジュアルを想像するのですが…
こちらで提供されたものはツナ缶のように解されたお肉が乗せられていますし、大好きな煮卵は乗せられていないことにテンションが下がります
とは言え、八角の香りが効いた味わいには満足なものでありました



【茶麺房 貴勇】
東京都千代田区丸の内1-7-2 丸の内味の散歩道
03-6812-2888

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