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どんよりとした雲に覆われたことで肌寒さを感じる休日、久しぶりにお台場へと出掛けます
お台場でのランチとなるとアクアシティやダイバーシティと言った商業施設かホテル内のレストランしか思い浮かべることができず…
若いカップルで賑わうダイバーシティのフードコートを目指します



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代わり映えしないお店が並ぶフードコートにあって、足立区の本店以外ではここでしかいただくことができない『田中商店』に魅かれます
こちらの看板にも“博多長浜らーめん”とあるように、とんこつラーメンといえば九州・博多がメジャーどころなのでありますが…

博多ラーメンのルーツは“水炊き”のスープに麺を入れて〆ていたことにあるそうで、始まりは豚骨ではなく鶏スープであったとも言われます
とんこつラーメンの発祥は福岡県南部の久留米であるとのことですが、当初は今のような濃厚な白濁スープではなくあっさりした半濁スープであったらしく…
久留米では長い年月とともに今のような濃厚スープへと変化し、寸胴ではなく羽釜で炊かれる製法や“呼び戻し”と呼ばれる技法が生まれ、博多へと広がったとんこつラーメンの中から長浜市場で働く方々に向けて生まれたのが“長浜ラーメン”と呼ばれるものでありまして、忙しく時間がないお客さまを待たせることがないようにと“細麺”や“替え玉”といった文化が生まれたとのことであります


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田中商店が提供する“とんこつラーメン”は東京では珍しい骨紛香るスープでありまして…
その独特な香りに抵抗を持つ方も少なくないのでしょうが、その香りこそがおいしさだという熱狂的なファンが行列を作っているとの噂を耳にしていたのであります
しかしここは700席ほどを有するというフードコートであることから席が空くのを待つといったことがないために行列しなくて済むことがありがたいですね

いただいたのは味玉もネギも叉焼もトッピングすることのないシンプルな「らーめん」
フードコートでありますから卓上に調味料や薬味が置かれていないため、商品をピックアップする際に辛子高菜や紅生姜を小皿に装いテーブルへと運びます
スープには深いコクが感じられるものの脂っこさを感じることはなく、血抜きに始まる丁寧な下処理が成されていることからでありましょう、嫌な獣臭を感じることなく…
博多の麺業者から仕入れているという加水か少ないストレートな細麺との絡みも良いですし、博多ネギの香りやきくらげの歯ごたえとともにおいしくいただくことができました


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しかし問題なのが「替玉」でありまして…
ある程度食べ進めたタイミングで列に並んで替玉を購入するもの面倒だと、らーめんと一緒に購入した替玉は想像通りに固まっているのであります
もちろんスープの中で解せなくもないのですが、やはり茹でたての熱々でないとスープもぬるくなってしまいますし本来のおいしさを楽しむことはできませんね



“博多” “長浜” “久留米”の間に明確な線引きはないとされるものの、呼び戻し製法で作られる濃厚スープは長浜というよりも久留米に近い感じでありまして、豚頭でとられたであろう深い味わいに満足させていただきました



【田中商店】
東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ2F
03-6457-2613

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