世間ではお正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休ませようと〝七草粥〟を食べる日なのだそうですが…
朝からお腹が空いていたためにガッツリとランチをいただこうと、再開発が進む八重洲の一角に昭和な佇まいを残す『とんかつ富士』へお邪魔することにいたします
スカイブルーのテントに書かれる〝味の店〟との表現が何とも懐かしく、新しいお店が続々とできるなか老夫婦がおいしさにこだわる正直なご商売を続けているのだろうと思っていたのでありますが…
紺色の暖簾を潜りますと、L字のカウンターの中にある厨房に立つのは40代前半かと思われる方でありますし、その奥さまかと思われる方の姿も…
この方々が後継者であるとすれば、この懐かしさが溢れるお店が無くなることはないだろうとホット胸をなでおろします
お昼に提供される定食はヒレかつ、ロースかつ、オムレツ、しょうが焼の4品のみでありまして…
一品だけ違和感を放つオムレツが気になりながらも「しょうが焼」をいただくことといたします
たっぷりと敷かれたキャベツに上に乗せられたしょうが焼き
それは豚肉の持つ旨みと、それを引き出す程よい塩味
そしてたっぷりと使われるフレッシュなしょうがの風味と、シンプルで飽きがこない味わいでありまして…
〝一度食べたら癖になる〟そんな一品でありますね
もちろん、添えられた味噌汁も出汁がしっかりと効いたものでありますし、ごはんもおいしく…
お隣の方が召し上がっておられたロースかつも厚みがあるしっかりとしたものでありましたので、次回はそれを目的にお邪魔させていただくことにいたします
【とんかつ富士】
東京都中央区八重洲2-8-11
03-3275-2392
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